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●「×××という金融会社ですが、無料でカードを作らせていただけませんか? ステイタスにもなりますし……」
●「切手袋やキャッシュディスペンサー用の現金封筒に、広告を出しませんか? お宅のような治療院にはひったりだと思うのですが」
●「駅のホームに看板を出しませんか」
●「文字放送テレビを待合室に置きませんか? 広告も流せます」
●「ホームページはお持ちですか?」 ●「博多の明太子屋ですが、院長先生はいらっしゃいますか?」
●「今、ゴムの相場が狙い目なんですが、院長先生に投資をしていただけませんでしょうか?」
●「バスの窓に広告を出しませんか?」
多い時には、1日に5件以上もかかって来ます。こういう問い合わせは、院長に取り次がずに、すぐに切ることにしています。たいていは一言で断れるのですが、ある時、強敵と遭遇してしまいました。
粘り強くてファイトに溢れ、営業マンの鏡のような方でした。断っても断っても食い下がって来るので、僕も真剣に応対しました。
「そんなお金があるんなら、もっと給料を上げてもらいます。時間の無駄ですので、2度とかけて来ないでください」
と返したところ、しばらくの間、僕が受話器を取ると、無言で切れてしまう現象が続きました。
変わったところでは
●「あの、馬油石鹸の試供品をお送りしてもよろしいですか? 1度お使いになってみてください」 とりあえず試供品は送ってもらいます。
●「×××というバラエティー番組を担当していますが、ばつゲームで足裏の強烈な指圧をやってもらえませんか」(HPを見て、手当たり次第にかけているんじゃなかろうか)
そして、たまーーーに
●「×××という雑誌の者ですが、ホームページを見てお電話しております。今度マッサージの特集ページを作るのですが」
という、うれしい取材の問い合わせです。
でも、取材をしてもらうにはばく大なお金を請求される場合もあるので、安請け合いはできません。
「タダなら取材してください」
これを言わないと、後で後悔することになります。タダと分かると、今度はちょっと大きな声で、患者さんにも聞こえるように、
「院長、×××って雑誌から取材の依頼がありました」 まったくこざかしい奴なんです、僕は。
こういった美味しい話をもって来てくれる人たちは、ほぼ100パーセント「ホームページを見たのですが」とおっしゃいます。ネットの力はすさまじい!
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