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問答集(病院勤務編) 診療所、病院、総合病院について
問 病院就職を選んだ理由を教えてください。
答 その前に・・・。厳密に言うと、僕が働いているのは「病院(Hospital)」ではなく、「医院」もしくは「診療所(Clinic)」といわれるところです。
問 そうでしたね。一応補足しておきますが、「病院」というのは入院用のベッドが20床以上ある医療施設をいいます。ベッド数が19床以下の医療施設は「医院」といいます。いつも「病院へ行ってくらあ」とか言っていますが、実際には施設の規模によって呼称が違うんですよね。
答 そうですね。普段はあんまり気にしないですからね。
ちなみに入院患者が100人以上収容できて、内科や外科、眼科、耳鼻咽喉科、産婦人科などの基本的な診療科がすべてそろっている病院を、特に「総合病院」と呼んでいます。
まぁいろいろな呼び方はありますが、普段は僕らも医療機関を総称して「病院」と呼んだりしています。その方が患者さんにも理解してもらいやすいので。
それから規模はどうであれ、だいたい僕らの職場というのは決まったもので、理学診療室とかリハビリテーション・ルームといった類の訓練室が主です。
と、説明を入れたところで、ここでは総括して「病院」という名称を使いましょう。なにせタイトルが「病院就職のはなし」ですからね(笑)。
問 はい。で、病院就職を希望した理由は?
答 資格だけはとっておき、他の仕事を探そうと思っていたので、どこに就職したい、という希望は特にありませんでした。だから病院に対する興味もあんまりなかったし。
就職に至ったのは、巡り合わせですかね。それに94年当時も就職難で、選択枝も限られていましたし。
病院就職を狙っていた人たちは、学生時代に実習や見学に行った病院に就職したり、先輩の口利きで入ったりしています。
病院側も人は欲しいけど、使えない奴、正体不明な奴は避けているようです。
問 治療院ではなく、病院を選んだ理由は?
答 気楽だからですかね。規模が大きければ出会いの場も広がるし、勤務時間もほぼ毎日決まっているし。若いうちは自由な時間が欲しいですからね。
問 仕事内容を教えてください。
答 電気通電療法や温熱療法、牽引療法などの機械を使った物理療法はもちろん、関節可動域訓練などの運動療法、マッサージなどの手技療法、時には自律訓練法やリラクゼーション法など、整形外科を越えた範囲まで手を伸ばすこともあります。
患者さんの希望もふまえて、特別オーダーとしてはり治療を行う場合もあります。
治療室で働くのは、僕とパートの方々。ドクターから廻ってきたカルテを見て、指示に従って適切な治療を行っていきます。機械操作については資格はいりませんから、パートさんにもしっかり働いてもらっています(笑)。
マッサージやはり治療などの手技療法は、資格が必要ですから僕が一人で引き受けます。
街角の整形外科では、どこもこんな感じではないでしょうか。ただ大きな病院になると、入院患者さんの病室回りなどが加わりますが。
問 やはり西洋医学的な治療が多いようですね。
答 そうですね。院長が特に東洋医学に興味を持っていない限り、西洋医学的な治療が中心となります。ただしウチでは、場合によってはり治療を行うこともあります。病院によっては、東洋医学研究室なるものを設置している所もあるみたいですが。
問 治療内容については、ドクターに意見を述べたりするのですか。
答 はい。ウチでは、治療に関してある程度は任されているので、必要があればドクターと相談しながら、治療内容や方針を変更、決定しています。
たとえば骨折後の治療などでは、回復状況に応じてどの温熱療法を選択するべきかとか、痛みを軽減させるには、電気通電療法と温熱療法、あるいは牽引療法のどれを選択するべきかなど、意見を交換しあい、検討しています。
問 いよいよ、気になる質問をさせていただきます。 お給料はどのくらいですか?
答 うーむ、僕の場合、初任給が高卒平均より下でした(泣)。 まぁ雇い主によるところが大きいと思いますが、儲からない職業ではありますね。
問 ボ、ボーナスは、もらえるんですか?
答 今のところ、もらえています。このご時世、贅沢は言えませんから(笑)。
問 病院勤務で、良かったと思うことは?
答 気楽なことですかね。サラリーマンですから(笑)。 昼休みも1時間ちょっとはもらえます。実は秋葉原までパソコンの部品を買いに行っているんですよ、毎日・・・。
というのはウソですが、でも、過去に何度か足を運び、午後遅刻しそうになったことはありますがね(笑)。
問 その逆、病院へ就職して失敗した、と思うことは?
患者数が多くて大変だと思うのですが。一人に費やす時間も限られているだろうし。
以下、次回。
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