炭水化物と脂肪、どちらが良いエネルギー?

一般 に「炭水化物」「たんぱく質」「脂肪」の3つを、三大栄養素といいます。これらは身体のエネルギー源となり、すべてカロリーとなります。ただし、たんぱく質はエネルギー源というよりは身体の構成物質としての役割が大きく、活動エネルギーの大半は炭水化物と脂肪に依存しています。
では、炭水化物と脂肪、どちらが私達にとって「良い」エネルギーとなるのか、考えてみましょう。医学常識としては、“炭水化物は1gあたり4kcalなのに脂肪は9kcal、だから脂肪のほうが太りやすい”、“脂肪が多く、炭水化物が少ない食生活はコレステロールが溜まり、健康に悪い”、このような理由から、脂肪の摂取量 は控えめにして炭水化物の摂取量を多くするように薦めています。

しかし、本当は違います。医学常識に反して、事実は“精製された炭水化物”こそが肥満の元凶であり、心臓病やガンの原因となるのです。
脂肪摂取量の多い国として有名なフランス。グルメの多いこの国はアメリカに比べ、バターにして4倍、チーズにして2倍の量 を消費しています。しかし、アメリカ人に比べて圧倒的に肥満や心臓病が少ないのです。そしてアメリカ人の砂糖消費量 はフランス人の5.5倍。赤ワインなどではなく、ここに着目しなくてはいけません。

原始時代の食生活を考えてみましょう。食べられるものは肉や魚(たんぱく質と脂肪)、そして少量 の果物(炭水化物)くらいでした。次第に穀物や野菜が食卓にのぼるようになり、そのような食生活が長い間続いたのです。しかし1890年代に小麦を挽く製粉機が発明、同時期にコーラも出てきました。加工食品・ジャンクフード時代の幕開けです。これが如何に私たちの健康に影響を及ぼしたか、次回から説明していきましょう。