たんぱく質は身体の中のあらゆる生産工場

たんぱく質は身体の中のあらゆる生産工場

【1.たんぱく質不足はは一目瞭然】

たんぱく質は筋肉、骨、皮膚、髪の毛、爪、胃腸や心臓など臓器、血管などだけでなく血液や、酵素、ホルモン、神経伝達物質をつくるためにも必要不可欠。そして、これらのたんぱく質は毎日分解されては、合成されるという新陳代謝を繰り返しているので、日々食事でとるたんぱく質の量や質が反映されます。つまり、たんぱく質が不足していると、筋肉が衰える、肌にハリがなくなる、爪が変形する、貧血になる、抵抗力が落ちて病気に罹りやすくなるなどのトラブルが出てきます。

【2.たんぱく質は「質」が大切】

たんぱく質は「アミノ酸」という物質が集まってできています。アミノ酸は約20 種類ありますが、そのうち人間の体内で合成できない「必須アミノ酸」(イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、子供のみアルギニン)は食品からとらなければなりません。この「必須アミノ酸」の量と組み合わせが、人間の身体が必要とするたんぱく質に近いほど「良質のたんぱく質」といえるのです。一般に、肉や魚介、卵、乳製品など動物性は良質で、穀類や豆類などの植物性は質が低くなります。ただし、たんぱく質は体内でアミノ酸に分解されてから作り替えられるので、植物性のものは動物性のものと一緒にとると利用効率が高まるのです。市販の「プロテイン」は人間の身体に利用されやすいように、アミノ酸の量と組み合せが考えられているというわけです。

【3.毎日どのくらい必要なの?】

1日に必要なたんぱく質は、体重1kg当たり1gです。例えば体重50kgの人なら50g、 75kgなら75gとなります。これをたんぱく質源となる食品でとる場合の目安は次の通りです。<動物性たんぱく質源>・牛乳、乳製品250g(牛乳コップ1杯とヨーグルト小1個)・卵1個・魚70–80g(切り身1切れ)・肉70–80g(薄切り2–3枚) <植物性たんぱく質源>・大豆、大豆製品100g(納豆1ハ゜ックと豆腐1/6丁)のほか、主食のごはんやパン、麺類とサラダやお浸し、煮物など野菜のおかずを組み合わせます。

【4.ダイエット中でも欠かせない】

たんぱく質を多く含む食品の代表である肉は脂肪も多いのでダイエット中は敬遠されやすいもの。でもたんぱく質不足は代謝を悪くし、ダイエット効果を妨げます。たんぱく質は体内で利用される時にたくさんのエネルギーを使うので、消費エネルギー量がアップします。またたんぱく質を適度にとって筋肉量を維持することも、基礎代謝量(何もしないでも消費するエネルギー量)を下げないために大切です。肉なら脂肪の少ない鶏ささ身や皮なしの鶏肉、豚肉や牛肉ならモモやヒレを選びましょう。 以上のようなことを知って頂いた上で、市販の「プロテイン」を利用するなら、
◎食欲がなく食事でたんぱく質を補えない時
◎減量中で肉や魚を控えている時
◎毎日、トレーニングやスポーツをしているなどの場合におすすめできます。
ただし摂り過ぎても、腎臓に負担をかけたり、有効に使われないので容量を守り、上手に利用したいものですね。