夏バテに関する4つの誤解

夏バテは ある程度、予防することができます。
夏バテについての正しい知識がないために、 かえって夏バテをひどくすることも見受けられます。夏バテに関する誤解は次の4つが多いようです。
暑いから夏バテする?
水分を補給すれば夏バテは防げる?
適度な運動で、夏バテは防止できる?
鰻を食べたら夏バテは大丈夫?

【誤解1.暑いから夏バテする?】

たしかに夏の暑さは夏バテの大きな原因です。
しかし最近の夏バテの原因はむ しろ室内外の温度差です。冷房の利いた部屋から、うだるような街路に出ると激 しく体力を消耗してしまいます。内外の温度差は5?6度程度までが好ましいとい われています。  ところが公衆の場で寒いくらいに冷房を利かせているところもあります。暑い ときだからこそ薄手の長袖を持ち歩き、ちょっと寒いなと思ったらそれを羽織る ことで結構夏バテ予防ができます。

【誤解2.水分を補給すれば夏バテは防げる?】

暑いと汗をかきますから、もちろん水分補給は必要です。
しかし、のどの渇き をいやすため、グッと一気に水やジュース、ビールなどを飲んでしまうのは考え物です。一気に飲んだ水分は、体に吸収されにくく、胃の消化能力を落としてし まう弊害もあります。冷えたビールをグッと飲む快感は何にも代え難いものがあるという方も、一度 にがぶ飲みするのは控えましょう。むしろ、温かい飲み物を少しずつ飲むのが体 にはやさしいのです。またあまり食事中にあまり頻繁に水分補給すると、胃液が 薄まってしまい、消化機能を妨げます。なるべく食後に飲むようにしましょう。

【誤解3.適度な運動で、夏バテは防止できる?】

適度な運動で、汗をかくことは夏バテ防止には有効です。普段から適度に汗を かくことに慣れていると、急激な暑さへの免疫もつきやすく、夏バテもしにくく なります。
しかし、運動をした後の食生活次第で、かえって夏バテに一役買って しまうこともあります。汗にはたくさんの塩分とともに、必要なビタミンやミネ ラル類が含まれています。これらが体外に流れ出てしまうと血液が濃縮し、血行 不良となって筋肉に乳酸がたまってしまいます。その結果、疲労屡やだるさを感 じるようになるのです。 運動した後は水分を補給するだけでなく、失われたビタミンやミネラル類を積 極的に再補給しましょう。ミネラルは、ひじきやワカメなどの海藻類、玄米など に豊富に含まれています。

【誤解4.鰻を食べたら夏バテは大丈夫?】

うなぎはビタミンA、B1、B2を多く含み、タンパク質やミネラル類も豊富 です。だからといって、うなぎを食べれば夏バテにならないというわけではありません。むしろ、大切なのは一品豪華主義の食事より、他品種少量ずつの食事です。特に、夏バテ防止に効果のあるビタミンB1を多く含む食材や、ビタミンB 1の吸収をよくするアリシンを含む食材などを中心に、さまざまな食材を組み合 わせてバランスのよい食事にしましょう。 ビタミンB1を多く含むのは豚のもも肉や、ヒレ肉、納豆、玄米などです。アリシンはニンニクやニラ、タマネギなどに含まれます。
いかがでしたか? 実は、暑さをしのごうとするばかりに思わずとっていた私たちの行動パターンが、 かえって夏バテを引き起こすことも多かったのですね。 今年の夏こそ、夏バテとさよならして、元気で爽やかな夏を過ごしたいですね。