第08話|国家試験のはなし

国家試験のはなし

2月最終の土日が近づくと、国家試験のことを思い出します。
僕は94年の、第2回試験を受験しました。今年、2001年は第9回目になろうとしています。
月日のたつのはまったくもって早いもので……うんぬんかんぬん……。ということで、今回もズラズラと書いてみました。
●日時

今までは、2日間連続で行われした。
あん摩マッサージ指圧師試験 2月最終土曜日。
はり師・きゅう師試験 2月最終日曜日。
会場に行けば試験が受けられるわけではないので、ご注意ください。合格できずに卒業してしまった人は、母校に相談して、手続きをとってくださいね。

●出題形式

すべて4者択一。
「次のうちから正しいものを選びなさい」「誤ったものを選びなさい」だけなら良いのですが、「誤っていないもの」「正しくないもの」「適当でないもの」と、つまらないところで受験生をひっかけようとしてきます。注意力と国語力を見ているのでしょうね。迷った時には、「毛色の違うもの」を選んでください。

●回答方法

マークシート方式。視覚障害者のために、拡大文字、点字、録音テープでの問題も用意されています。

●出題数

あん摩マッサージ指圧師試験
150問 うち前半100問が基礎科目。後半は専門科目です。専門科目の中の、最後の10問には、あん摩マッサージ指圧理論の問題がまとまっています。
はり師・きゅう師試験
160問。専門科目の中に、はり理論、きゅう理論が10問ずつ出題されます。

●合格基準

明確にされていません。まあ、国のやることですから、不鮮明で当たり前なのかも知れません。ウワサによると、だいたい110問くらいの正解があれば大丈夫だろうと言われています。
でも、最後の理論問題が全滅だと、前が良くてもヤバいようです。
はりを落としてきゅうだけ受かった人を知っていますが、140問までは一緒なのだから、理論を落とすのはマズイのです。とはいえ、だいたいどこが出るかは決まっていますから、それなりにやっている人には点取り問題になります。経穴(ツボ)と併せて、確実に稼ぎましょう。
特殊知識ですから、それなりに勉強をしないと合格しません。はり・きゅう師試験のほうが難しいと言われています。

●試験時間

90分ずつ。ただし、視覚障害者には180分(午前・午後90分ずつ)。

●実施団体

財団法人東洋療法研修試験財団 厚生労働省の委託団体です。まあ、いわゆる天下り先というヤツですかねえ。もろもろの
手続きは、すべてここが窓口になります。免許証の書き換えなどでもお世話になります。

●認定

厚生労働省。

●結果発表

3月末。厚生労働省のホールみたいな場所にズラリと貼り出されます。何冊か名簿も用意されるので、それを見るために列ができます。
とまあ、こんな感じです。
国家試験が制度化される前は、各都道府県が独自に問題を作り、認定試験を実施していました。だから「××県の問題はやさしい」となれば、泊まりがけで受験遠征したようです。難易度に差があったのはいただけませんが、昔は実技試験というのが設けられていました。まあ形式だけとはいえ、とりあえず鍼の使えない人が鍼師になることはなかったようです。技術面での確認は、現在すべて学校に任せています。だから、どうしようもない人でも、お勉強ができれば開業できるのです。
さて、国家試験は年々難しくなっている、というような話を聞くことがありまが、2000年3月に合格した人の意見によると、 「第1回からすべての問題を模試してみましたが、結果はほぼ同じ」  だそうです。