あんまマッサージ指圧についての基礎知識

<あんまマッサージ指圧についての基礎知識>

あんま(按摩)

按摩の起源

あんまは中国で発達した療法で、戦国時代 (前403‐前221)からあったと考えられています。日本には6世紀頃伝わったとされ、明治にはいる頃までは,もみ療治 のほかに外傷,骨折の手当てなども行ったようですが、近代になって西洋医学 によるマッサージが導入され,あんまとの手技の限界はつけにくくなり,一方,法的にも規制され,骨折,脱臼などの治療は禁止され現在のようなものになりました。
按摩の特徴
按摩の按という字は”おす”、”摩”という字は”なでる”という意味で、マッサージ、指圧とともに手技三法といわれています。一言でいえば、もむというのが按摩の特徴で、体の一部を 圧したり動かしたりすることによって,血行をよくし たりして,からだの機能を回復させようというものです。その際、体の中心から末端の方に向かって(遠心性)手技を進めます。施術者は指定の学校を卒業し、あん摩マッサージ指圧師の免許を受けなければなりません。

按摩の効果

鍼灸治療と同様、血液循環の改善、内臓の機能調整、神経機能の向上、筋緊張の弛緩、疲労回復などがあるとされています。

マッサージ

マッサージの起源

西洋で古くから行わ れてきた治療法の一つで,西洋医学で行われる理学療法の一つとしてのマッサージは,フラ ンス,ドイツなどで発達し,日本へは明治中期に伝えられました。ちなみにmassageという言葉はフランス語です。

マッサージの特徴

あんま,指圧とともに手技三法といわれています。おもに手指や手のひらで,直接皮膚をさする治療法で、滑りをよくするためにオイルやパウダーなどを使ったりもします。その際、按摩・指圧の遠心性に対して、求心性といって末端から中心に向かって手技を進めます。施術者は指定の学校を卒業し、あん摩マッサージ指圧師の免許を受けなければなりません。

マッサージの効果

鍼灸治療と同様、血液循環の改善、内臓の機能調整、神経機能の向上、筋緊張の弛緩、疲労回復などがあるとされています。マッサージが神経系に及ぼす影響についてはまだ明 らかではありませんが、痛みを緩和する効果もあるといわれています。筋疲労に関しては、マ ッサージすることによって,ただ安静しているよりも早く回復するといわれています。

指圧

指圧の起源

大正初期,古来のあんま術に 導引(呼吸と体操法),柔術の活法などを用いた療術師たちが,アメリカのカイロプラクティックやオステオパシー(整骨療法)など近代的手技療法の理論や技法をとり入れて発展させてきたものです。

指圧の特徴

あんま,マッサージとともに手技三法といわれています。特徴は、指などを使っておすということです。その際、体の中心から末端の方に向かって(遠心性)手技を進めます。施術者は指定の学校を卒業し、あん摩マッサージ指圧師の免許を受けなければなりません。

指圧の効果

鍼灸治療と同様、血液循環の改善、内臓の機能調整、神経機能の向上、筋緊張の弛緩、疲労回復などがあるとされ、高血圧,不眠症,神経 痛,リウマチ,胃腸症,常習性便秘などにも効果があるとされていますが、高熱性疾患,化膿性疾患,悪性腫 瘍,その他の急性疾患は避けなければなりません。