第17回|未病を治す

よく東洋医学は未病を治すと言われます。
それでは未病を治すとはどういうことでしょうか?

未病とは「未だ病んでいない」ということですよね。
例えば病院の検査では何も異常が出ないが、お腹が常に張っているとか、食欲が何となくないが検査では異常が出ない。そこで鍼灸院に行くと、「あなたは脾が弱っています」とか、「ストレスで胃熱をもっています。」と言われたとします。これを治療してもらうことは未病を治すということでしょうか?実はこれは未病ではないのです。これは已病(いびょう)なのです。つまり既に病んでいる状態であって、未病ではないと言うことです。

本来の未病を治すとは、肝の病である人の次なる病を予想して、脾を救うのが「未病を治す」ということなのです。つまり今既に病んでいる病が影響を与えそうなところを、前もって治療対称として先手を打つわけです。そうすると病んでいるところだけでなく、未だ病んでいないところを治療で救うことが出来る。
つまり「未病を治す」事が出来るのです。