第11回|日本の鍼灸が誇れるもの

以前に、東洋医学は鍼の製造技術に関しては進歩しているということをお話ししました。それではそれ以外の技術や理論体系についてはどうでしょう?

東洋医学と言えば中国ですが、本場中国と比べて明らかに日本の鍼灸が誇れるものがあります。これは腹診ではないでしょうか。古代中国においても、お腹を診るということは恐らくしていたでしょうが、これは腹部で診断するというレベルのものではなかったようです。さらに、腹診を行い腹部で治療までする流派も出てきます。こうなっては最早日本独自と言っても良いでしょう。

最近は中国の教科書にも腹診の項目が充実してきたようです。逆輸入ですね。脈診なども最近のものはかなり複雑で、古典には見られないものです。

今でも東洋医学を志す有志の元で東洋医学は発達・進化していっているのです。