第09回|治療法の効果の違い

東洋医学には湯液(漢方薬)や推拿(すいな)、鍼灸、気功など色々な種類が有るのですが、これらは効果の上でどのように違うのでしょう。

東洋医学の聖典とも言える「黄帝内経(こうていだいけい)」の中では、ヘン石(へんせき[「へん」石へんに乏]<外科的切開法>)は血の病・腫れ物などに、漢方薬は内臓の病に、灸は内臓の冷えから来る病に、鍼は筋肉が痙攣したり、痺れたりするような病に、導引按喬(気功や体操)は筋肉が萎縮したり、冷えのぼせが見られる病に、と各治療法を疾患別に分けていました。

これは各治療法の特性を活かした考え方で、現代でも非常に参考になります。癌などの腫瘍・腫れ物に対する外科的切開術まで、すでに古代中国では行われていたようです。また、冷え性などには灸治療が大変有効なのも分かります。もっと詳しい内容が知りたければ、黄帝内経素問・異法方?§_篇第十二をご参照下さい。
参考資料:黄帝内経素問校注語譯
郭靄春 編著
天津科学技術出版社